プリント基板へのソルダーレジストの塗布の仕方 – プリント基板導入をする上で効果的なポイントとは
プリント基板導入をする上で効果的なポイントとは

プリント基板へのソルダーレジストの塗布の仕方

プリント基板は、部品が実装されていない生基板と部品が実装された状態の2つがあり、一般的にプリント基板と呼ばれているものは部品が取り付けていない生基板を指すことが多いようです。携帯電話やパソコンなどの精密機器には必ずプリント基板が使用されていて、表面には緑色のコーティングが施されています。このコーティングはソルダーレジストと呼ばれるもので、余分な半田の付着防止や湿気やゴミなどからパターンを保護するなどの役割があります。また、プリント基板のパターンは銅素材になるので、酸化防止にも役立てられています。

生基板となるプリント基板にはソルダーレジストが施されているので、素手で触れたとしても銅箔はマスキングが施されているので酸化のリスクはありません。基板製造の最終工程で行われるのがソルダーレジストになりますが、塗布方法は主に3種類です。液状のコーティング材料(ソルダーレジスト)をカーテン上に上から落下させて、その中をベルトコンベアで搬送された基板が通過したときに塗布するのがカーテンコーターと呼ぶ手法です。カーテンコーターと同じく液状のコーティング材料を使い、それをノズルからミスト状にして噴射するのがスプレーコーターで基板全体に均一に塗布することが可能です。

なお、スプレーコーターには空気圧縮で噴射させるエアスプレー式や超音波の振動を使う超音波スプレー式、帯電による反発力を用いた静電スプレー式などいくつかの手法があります。

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